母乳やミルクですくすくと育ってきた赤ちゃん。成長するにしたがって必要なエネルギーや栄養素が増え、だんだん水分の多い母乳やミルクだけでは不足するようになります。
効率よく栄養をとるために固形の食べ物を取り入れていきますが、咀しゃくや消化吸収ができるようになるには練習が必要です。
この練習の過程を離乳と言い、その時に与える食事が離乳食です。

授乳のリズムを大切に
生後4か月ごろになると、授乳の量や時間が徐々に規則的になっていきます。
離乳開始の目安となる5か月ごろには、1回の授乳で飲める量が増え、一日に必要な乳量を飲むために必要な授乳回数が減ってきます。
母乳なら6・7回、ミルクなら5・6回が目安です。
離乳開始までに授乳のリズムの確立を目指し、離乳開始後も授乳のリズムに沿って母乳や育児用ミルクを与えます。

果汁で練習は必要?
離乳開始前の赤ちゃんにとって、最適な栄養源は母乳や育児用ミルクです。果汁やイオン飲料を与える必要はありません。