だ液がよく出るようになり、食べ物の飲み込みがしやすくなる時期です。だ液はでんぷんの消化酵素を含むので、米やにんじん、かぼちゃ、いもなどのやさしい甘味を感じることができます。
舌は前後に動き、食べ物をのどの奥に送り込むことができます。唇を閉じて食べ物を取り込む動きができるようになると、こぼさずに飲み込めるようになっていきます。

◆すすめ方
・1日1回1さじずつ始める
・様子を見ながら量や食品の種類を増やす
 おかゆ(米)→野菜→豆腐・白身魚・固ゆで卵黄
・母乳やミルクは授乳のリズムに沿って飲みたいだけ与える

このころの離乳食の目的は、離乳食を飲み込むこと、離乳食の舌ざわりや味に慣れることです。笑顔や優しい声掛けで食事が楽しいものだと伝えてあげてください。

◆調理形態
なめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状→ヨーグルト状)
消化酵素が働きやすいよう、加熱し、すりつぶして与えます。

◆味付け
味付け(調味料)は不要

◆食品例
10倍粥、パン粥、うどん、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、かぶ、にんじん、大根、トマト、ほうれん草、キャベツ、白菜、たまねぎ、ブロッコリー、りんご、バナナ、豆腐、きな粉、白身魚(タイ、カレイ、ヒラメ、タラなど)、卵黄

◆新しい食品を与える時は
新しい食品は1日1種類とし、1さじ与えます。
お子さんの慣れやアレルギー反応の有無を確認し、異常がなければ1日ごとに1さじずつ量を増やします。
与える時間は、異常が起きた場合に受診しやすい平日の午前中がおすすめです。